タイムリミットは夜の7時

 -Are You Ready For The Night?

雑感 CONCERT*03 「Rock you!」@日比谷野外音楽堂

待ちに待った女子流@野音。
まず最初に言いますが、最高に楽しめました!
全22曲すべてが生バンド。新曲初披露から重大発表を含め、実に濃厚な、極上の三時間でした。

セットリストや、当日の大まかな流れについてはこちらを↓
【ナタリー】東京女子流、初の野音ワンマンでサプライズ発表連発

活動休止、新曲初披露、武道館、ももクロ登場などなど、驚きの連続で触れたいネタが沢山あるのですが、
長くなってしまいそうなので、今回の記事はライブの雑感のみに留めたいと思います。

バンドについて


CONCERT参戦は初めてだったのですが、やはり生音は良いですね!
松井寛さんのアレンジはほとんどが打ち込みなので、生バンドというだけで、すべての楽曲が新鮮に聴こえました。 特にドラムが生音だと、楽曲が引き締まる。
改めて女子流は本当に良い曲だらけだな、というか良い曲しかないな!と。
『ヒマワリと星屑』の冒頭のカッティングは本当に痺れましたね!思わずため息が漏れてしまいそうな程、かっこよかった。
生演奏の『おんなじキモチ』の素晴らしさには、特に圧倒されました。女子流の代表曲の1つとしてよく挙げられるこの曲ですが、やはり他の楽曲とは何かが違う。
上手く表現できないのがもどかしいのですが、メロディなのか、それともすべての要素によってなのか、卓越したポップソングだと思うんですよね。それが、生演奏だとダイレクトに伝わってくる。会場を一気に女子流ムードに塗りかえてしまうこの曲のパワーを再認識しました。

逆に、位置的な問題だったのかもしれませんが、キーボードの音がギターに潰されて、『Regret.』のキーボードの音色があまり聞こえなかったのは残念でした。
それから、せっかくの生バンドで、松井さんや土方さんも来てくれてるのだから、もっとバンドを目立たせるような工夫が今後あっても良いのでは、と。
(例えば、ベタですが、演奏中に「ギター○○!」とか紹介したり。パフォーマンスの激しい曲だと難しいというかそれこそ踊ってるから無理なので、アンリミみたいな、Royal Mirrorball Mixの時にでもやったらどうかなぁ)
女子流はライブ中心の活動を謳っているわけで、だとしたらますますライブにおけるバンドの扱い方が重要になってくると思います。
今後の工夫に期待!


セトリについて


基本的な満足度が高いので、そこまで言うこともないんですが。
一番目の『Rock you!』は、前日のUstか何かで「最初から盛り上がれる曲を用意している」との告知があったため予想通りでしたが、続く『Attack Hyper Beat POP』『Don't Be Cruel』とライブで盛り上がる定番曲を連続で並べてきたのは驚きました。特に『Attack Hyper Beat POP』それから『Love Like Candy Floss』ではペンライトの演出があるために、暗くなる前に入れてきたのは意外。
『Love like 〜』ではペンライト消してしまって「あれっ?」と戸惑ってしまいましたし、周囲にも同じことをしている人が多数いました(苦笑)
個人的には『大切な言葉』『おんなじキモチ』『頑張って いつだって 信じてる』の流れが良かった。
『Limited Addiction』『Unlimited Addiction』を大きな間隔置かずにやったこともびっくりしました。それでも『Unlimited Addiction』は生バンドということで、是非やってくれないものかと密かに期待していたので嬉しかったし、やはり良かった。「タイムリミットー」が何回も聴けて幸せでした(笑)
全22曲ということで、逆にやらなかった曲はたった3曲だけ。その中で、『We Will Win』と『サヨナラありがとう』をやらなかったことは理解できるのですが、『きっと忘れない、、、』をやってくれなかったのは少し残念でしたね。


衣装について


プロレス風で蛍光色のひらひらがついた、本人たち曰く「ロックな感じの」衣装。良かったと思います。
『Rock you!』のコンセプトにも沿ってるし、蛍光色ということで、暗くなった頃に光る演出は非常に面白かった。
ブラックライトに照らされ発光し、ゆらゆら揺れながら歌う『Limited Addiction』は、幻想的な雰囲気が出ていてゾクゾクしました。
衣装といえば、特にあぁちゃんの肩だしは、セクシーというよりは普通に可愛い、似合ってると思いました。最近のあぁちゃんはどんどん可愛くなってる。(勿論他のメンバーもですが)
普段のドレス的な衣装だと新曲『 LolitA☆Strawberry in summer』の振り付けもできませんし。しかしそう考えると、今後もしかしたらゴスロリ的な衣装は封印されるのかも?しれませんね。


歌について


疲労と慣れない生バンドが理由か、全体的にミスは多かったかもしれませんが、バンドの良さもあって、現場ではあまり気になりませんでしたね。
ひとみが最後まで全く落ちないのは流石の一言。
ほんと、もはやひとみはアイドル兵器と化しつつありますね。まるで、アイドルグループのセンターになるために生まれてきたような子です。
めいてぃんの声量がしっかり出ていたことはとりわけ印象的でした。音程はともかく、あそこまで音量が出てたのは大きな進歩で、素直にすごいと思います。成長を一番大きく感じさせてくれました。新曲でも大きくフィーチャーされてましたし。
逆にあぁちゃんは今までの出来と比べると、不安定だったと言わざるをえないかもしれません。
それでも、流石と思える場面が節々にありましたし、そもそも声が裏返ろうとなんだろうと、あぁちゃんは純粋に楽しんで歌ってるように感じました。そういう点で、清々しいというか、やはり歌姫だなぁ、と。完全な復調、そしてパワーアップをより強く願います。
友梨もどちらかといえば不安定気味。(友梨に限った話じゃないんですが)バンド負けしちゃうところが見受けられたので、裏返っても良いから声量を出せるようになると良いなと。友梨はもっと出来るはず!
未夢ちゃんのタイムリミットの安定感は抜群でした(笑) 所々苦しそうでしたけど、まぁ上出来じゃないかなぁと。(評価が甘いw)

総合的には、野音という大舞台できちんと及第点以上の歌唱はできてたのかな、と思います。
ダンスも含め、総じて素晴らしいパフォーマンスだと感じました。


他にも細かいところで色々思ったはずなんですけども。
とにかく楽しかった、の一言に尽きます。本当に夢のような時間でした。



↑みゆちゃんのサイン

追憶の衣装の未夢ちゃん、めちゃくちゃ可愛かった…!
関係ないですが、はなかっぱ登場の時に「本物だぁ〜」って言いながらはなかっぱにベタベタ触りまくる未夢ちゃんが面白かったです(笑)

cackle7pm