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女子流『二ヶ月休止の真相』Special LIVE&TALK @横浜BLITZ

ついに女子流が活動を再開し、武道館に向かって歩み始めました。


思えば二ヶ月前の、野音にてみゆちゃんより告げられた、あの悪夢のような(?)「二ヶ月の活動休止」の宣言。
スキルアップのためと称しての活動休止でしたが、8/1のこの日、ついにその真意を明らかにし、スキルアップの成果を披露する、という場としてのトーク&ライブが行われました。
流石にアスタライトB会員の中の、女子流ポイントを大量に(?)突っ込んだ人たちのみが集う場とあって、なかなか濃い方々が多かったように思われます。(特に前列)
仙台女子流Tを着ている方が相当数いらっしゃったのはすごい…と思いました。
15分程遅れてようやく開幕、女子流メンバーは野音と同じ装いで登場しました。

以下セトリ。

1.「キラリ☆」
 MC…野音での活動休止宣言の復習(野音の音源が流れる)
    一人一人の活動休止中の活動(語彙矛盾…)について(主にダンス)
2.「Be My Baby」倖田來未(ダンスの成果)
 MC2…歌唱スキルの課題1表現力
3.「飛び方を忘れた小さな鳥」MISIA(表現力の成果)
 MC3…歌唱スキルの課題2アカペラ
4.「上を向いて歩こう」(アカペラの成果)
 MC4
5.「Rock You!」
6.「LolitA☆Strawberry in Summer」
7.「W.M.A.D」
 MC5(TIFなどについて)
 →OTMさんのハイタッチ会 (違

で、まず。
二ヶ月前に、女子流第三章がいったいどういった展開を迎えるのか、ということを予想しましたが……*1
少なくとも方向性はほぼ変わってない、と感じました。

とりあえず、年齢公開するとかいった類の大きな動きはなさそうです。また、先日の新衣装を見る限り、衣装のイメージ転換もなさそうだな、と。
じゃあ活動休止の真相とはつまるところいったいなんだったのか。

活動休止の真相


音楽の楽しさを伝える=歌と踊りで勝負するグループであるならば、当然その歌と踊りを支える確固たる技術が必要なわけです。
S竹さんは、いつかはそのスキルの基礎を養うための期間の必要性を感じていたそうで、それがこの二ヶ月の活動休止であった、ということのようです。
確かに、今回披露された課題はこれからの活動を支えていく大きな財産になりうると思います。
この日のS竹さんのお話を聞く限り、とにかく音楽の楽しさを伝えること、すなわち歌と踊りで勝負するという第一コンセプトは全くブレてないんだなぁと。
よって、その根幹となるコンセプトを強化するためだけの活動休止であって、それとは関係のない方向性や戦略上の変更は当分なさそうだなと思います。
女子流は信念が一貫しているので、やはりファンとしては心強いですね。


スキルアップの成果


セトリに書いたように、ダンス、表現力、アカペラの三つが成果として発表されました。
ダンスの成果としては、女子流メンバーが自分たちで考えた振り付けを取り入れた課題曲「Be My Baby」を披露。
非常に大人っぽいダンスナンバーで、ステージ上をメンバーが躍動する。見応えたっぷりでした。

表現力の成果としての「飛び方を忘れた小さな鳥」
MISIAさんの楽曲だけあって非常に難易度の高そうなバラード曲。音程の取りづらそうなところもありましたが、しかしメンバーの成長がダイレクトに伝わってくるような素晴らしい1曲でした。
全員良かったのですが、特にひとみの成長には驚きました。ここまでずっと伸びまくり続けてるひとみですが、もはや完全にシンガー然として歌い上げていましたね。

続いて。最も興味深く、また女子流が今後目指していく方向のヒントになり得そうだったものが上を向いて歩こう」のアカペラ
あぁちゃんが高音のメロディラインを、ひとみが最低音のボイスパーカッション、友梨が二番目に高いハーモニー、みゆめいが中音域って感じだったと思います。
ハモりを強化し歌にも取り入れていくことで、楽曲により深みが増して高いレベルに到達できるのでは、と僕も前々から思っていたのですが、やはりS竹さんも「避けては通れない道」だと感じていたようです。
リリースや直前のライブリハ等で忙しくなりがちな活動を一度休止し、このハモりの基礎をじっくりと練習する、というのは極めて妥当な判断であるように思えます。

で、ここでお断りせねばならないのは、僕はあることが気になって仕方なく笑いを堪えていたために(後述)、ちゃんとしっかり聴いてなかった感がしてます…(笑)
しかし、それでも少しごちゃっとしていた印象で、まだまだだったのではないかなぁ?と思います。

さて、ハモり、そしてアイドルということで思い出すのはハロプロBerryz工房℃-uteです。


Berryz工房のアカペラ

6月のゆび祭りにおいて、S竹さんやあぁちゃんがBuono!をリスペクトするような発言をしていたことからも分かるように*2、高いスキルを擁するパフォーマンスグループの前例として、Berryz工房℃-uteをS竹さんが意識しているのはほぼ間違いないのではと思います。
もし上に挙げたBerryz工房のようなアカペラを女子流が難なくこなせるようになった時は、歌の可能性もグンと広がりますし、真にアーティストと呼んでも差し支えなくなるのではないでしょうか。
今後のライブでも「上を向いて歩こう」を継続的に披露していくようなので、完璧なアカペラを聴かせてくれる日もそう遠くはないかもしれません。



みゆちゃんについて


可愛かった。
可愛かったです。

幸運なことにみゆポジの座席をいただいたため、ライブ中6~7割はみゆちゃんのみを見ていた気がします。
以下みゆちゃん評。

《ダンス》
ダンス課題曲「Be My Baby」では(なんか落ち着いててキレもあってダンサーらしいダンスになってる!!)確かな成長に感動したのですが、
オリジナル3曲(特にW.M.A.D)でずっと見てるうちに(あれ…やっぱりあんまり変わってない気もするぞ…)とだんだんゲシュタルト崩壊していき……。
しかしまぁ、みゆちゃんらしさを残しつつもダンサーとしての風格も身につけたということで!

《歌》
これは間違いなくうまくなってました。
表現力は、前々から情感を込めて歌えていると感じていましたが、音程も安定して取れるようになっていました。
ただ、5人が順番に歌っていった時に、声量がまだまだなのが目立ちましたね。
めいてぃんの声量がすごく安定してしっかりしてきてるので、相対的により気になったのかな、と。
でも今までを考えればすごい成長だと思いますし、ずっと伸び続けていますので、これからの隊長の躍進にも期待していきたいです。

《アカペラ》
先程あることが気になって笑いを堪えていたと書いたのですが、
それはみゆちゃんが音程を確認するためにずっと耳を押さえてたっぽかったからですw
耳を押さえて声を出すと、自分の音程を確認しやすいんですよね。
まぁ非常に難しいでしょうし、慣れるまでは仕方ないのかもしれません。


「LolitA☆Strawberry in summer」について


当日にiTunes及び着うたで配信されたこの曲。
やー良いですねー。
楽曲のかっこよさも然ることながら、振り付けが素晴らしい。
特に「♪太陽が泣いてる〜」ってところの若干おどろおどろしい楽曲のテイストに、花弁が開くような脈動感のある振付は、素晴らしいマッチング。
何度見ても飽きそうにありません。
あと何故かロリストでは中江さんのしなやかなダンスに目がいくのですが、中江さんのダンスのタイプと曲の相性が良いからなのでしょうか。



東京女子流 追憶キャンペーン Special&LIVE @横浜ブリッツ を終えて。


以上。
とにかく女子流のメンバー自身は、ひたすらスキルアップをしていくことで武道館へ突き進む決意のようです。
まとめますと。

・「二ヶ月休止の真相」は、音楽の楽しさを伝えるダンス&ボーカルグループとして、更なる高みを目指すべく必要である基礎を養う期間であった。

そのスキルアップの課題としては
ダンス→自分で振り付けしたり、即興でアレンジできるようになる。体力作りをする。
歌唱 →表現力、そしてグループとしてハモれるようになる。

また
・活動再開にあたって大きな方向転換はなく、今までの路線を突き詰めていく模様。
・5人の確かな努力と成長を垣間見ることができた。
・ロリストは良い曲。生でパフォーマンスを見るとより素晴らしい。
・みゆちゃんはやっぱり可愛かった。


ですが……。
武道館に向けてファンを拡大していかねばならないことを考えると、まだ何か足りないのでは!って気がします。
メンバーは確かな成長を続けているのは良いですが、それだけじゃファンは拡大しないような……。
売るのは運営の仕事です。OTMさん、そしてS竹さん頑張れ。
そして我々女子流ファンも頑張りましょう。




終わりのMCで言及されていましたが、明日はいよいよTIFです。
他の色んなアイドルとのコラボも見れたりと、二重の意味でアツい二日間になりそうです。


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余談。
すごく久々の更新になりました。
女子流が活動休止してる期間中に、僕は他のアイドル現場を回ったり曲を聴いたりしてました。
いろいろ書きたいことも溜まっていますので、また気分が乗れば…と思っています。

cackle7pm