タイムリミットは夜の7時

 -Are You Ready For The Night?

さくら学院祭☆2012 28日(夜)

さくら学院祭☆2012 10.28(夜)@恵比寿ザ・ガーデンホール *1

1. チャイム
2. School days
3. WONDERFUL JOURNEY
4. Hello!IVY
5. Song for smiling
〜芝居〜 (本当の帰宅部に部活を考える)
6. Brand New Day /"一瞬限り?"の新聞部(咲希、愛莉鈴)
7. すいみん不足/ 帰宅部 sleepiece
8. 走れ正直者 /帰宅部 sleepiece
〜サクラデミー女優賞は誰だ?!〜 (最愛、愛莉鈴、咲希、由結)
9. サイエンスガール▽サイレンスボーイ /科学部 科学究明機構ロヂカ?
10.ユメを解く理論 /科学部 科学究明機構ロヂカ?
11.Let's Dance! (ダンス部)
12.FLY AWAY
13.FRIENDS
14.マシュマロ色の君と
15.message

-ENCORE-
16.ベリシュビッッ
17.夢に向かって

前回のつづきです。夜公演のみのレポですが悪しからず。。。



28日夜


〜芝居〜 本当の帰宅部に部活を考える会


2日目の芝居は、舞台上に椅子が配置され、学校のホームルーム風でした。
森先生「あれ、誰か足りない気がするぞ……」というと、「先生、帰宅部の3人が準備中です!」と指摘の声が。
ここで日向が「ところで先生、前々から本当に疑問に思ってたんですけど、帰宅部って全然帰宅部じゃないですよね」とさくら学院最大のタブー(?)に触れてしまう!
「特にまり菜なんて部活入りすぎて、むしろいつ帰ってるのかわからない」「まり菜はさくら学院に寝泊まりしてるんじゃないのか」という下りには爆笑せざるをえないw

ちょっと話は逸れますが、実際まり菜さんはテニス部、帰宅部、科学部と所属しているためにかなり負担が大きかったのではないかな、と。。。
夜公演なんて、帰宅部で新曲、更に科学部、でしたし。
そのため、全体的になるべくまり菜の負担を軽減するようにしていた印象だったので、今回のまり菜さんは総合的には抑え気味だったのかなぁって気がしてます。
それでもまぁ、一言一言の攻撃力や科学部のパフォーマンスは流石だったのですが。

閑話休題、先程の「帰宅部が帰宅部でない」ことから、「じゃあ逆に本当の帰宅部は誰なんだ」という話になり、愛莉鈴、咲希が挙手。(愛莉鈴は広島までリアルに命がけで帰宅してる)
ここから「本当の帰宅部に部活を考えてあげる会」が始まります。
(記憶が曖昧なんですが、、)
とりあえず 最愛・華の「こやじ部」インパクトが大きかった。(スルメなどのおつまみを食べながらジンジャエール飲む。ネクタイ頭に巻いて千鳥足で歩く。)
あとは莉音の「磯野部」とか。(放課後、中島と野球をする部活)
バレーボール部の「下からトス、上からアタック、バレーボール部です!」という自己紹介に対抗した「右から菊地、左から田口。こやじ部です」は最高でしたw
咲希ちゃんの「下から」というのは、公開授業とかでネタになった「下から」を意識してるんでしょうね。
他にも最愛ちゃんや華ちゃんはおつまみが好き、だとかのコアなさくら学院ネタが満載な、ファンにはたまらない芝居だったなぁと思います。

こうして二人の部活を考える会が崩壊しかけていたところで、日向が休部中の「新聞部」を提案。ここで卒業生の話題を出したのは観に来ていた彩花ちゃんも意識してたのでしょうか。
今回の咲希・愛莉鈴の新聞部は"一夜限りの?"とのことですが、ここで二人を新聞部にしてしまうと残りの3年間もずっと新聞部やらなくてはならないし、新曲も用意しなければならないし、ってことで今回限りなんでしょうね。

ところで「Brand New day」のサビで手をふる振り付け、咲希ちゃんも簡単そうで難しかったと言ってましたが、かなり難易度高いですよね…。

帰宅部新曲「すいみん不足」


帰宅部のライブは初めてでしたが、予想以上に作り込まれてて良かった。
というか最近僕の中ですごく中二組の4人が気になってるので(笑)、そういう意味でも楽しかったです。
特に新曲の「すいみん不足」(キテレツ大百科の曲のカバー)は、帰宅部の本気を感じました。
ブランケットを小道具として使ったコミカルな振り付けが素晴らしい。
間奏での早口言葉勝負も見所のひとつ。らうがしっかり言えて、どんが辛うじて言い切る。最後のまり菜が「かえるぴょこぴょこ…○×△」みたいな感じで失敗。
パシリとして何か買ってこなければならない設定だったらしく、舞台袖にたたたーっと消えていって何か抱え込んで戻ってくる演出。
これ、本番で完璧にやりきってますけど、仮に最初の來麗が噛んじゃったら……とか思うとやはりすごーく練習したんでしょうね。
早口言葉を辛うじて言い切る、って意外と難しい気がします。
この3人が早口言葉の練習をたくさんしていたと思うと、なんだか萌えます…(笑

また、最後に全員でブランケット羽織ってステージで寝るのですが、ねねどんだけそのまま寝入ってしまって取り残されます。
なんだか、テニス部で殴られるところといい、ねねどん美味しいところ持って行きますねー。

科学究明機構ロヂカ?


ダンス部も衝撃でしたし、帰宅部も素晴らしかったし、前日の卓球同好会、華ちゃん爆発などなど見所目白押しだったのですが、
やはり科学部は最大の衝撃でした。
昼公演にてロヂカ?をやってしまったと夜公演前に知って、(もしかして夜はやらないのか…?)と心配してたのですが、ちゃんとやってくれて良かった。


「サイエンスガール▽サイレンスボーイ」のMV公開前からも、かなり期待してたのですが、そのMVが期待値を余裕で超えてきてくれて。
今回のライブも同様に大きく期待していたのですが、その高い期待値をも軽々と乗り越えてきてくれました。

やはり世界観がすごかった。
振り付け、照明、スクリーンに映し出される映像、すべてが相乗効果をもたらして作り込まれた世界観を現出してる。
BABYMETALでもそうなんですけど、完全にイントロで魂もってかれました

メンバーの魅力も最大限に活かされてるんですよね。まり菜日向は言うまでもなく、莉音の科学部員としての板に付きっぷりが素晴らしい。
これから最上級生になるまり菜・日向と共に組むことになった莉音は、かなーり成長を期待されているんだろうなぁと思いますし、実際に科学部を通してめざましく成長してるのではないかと思います。前日の日向曰く、練習中に泣いてしまう一幕もあったそうですし。
(もしかして小6組の中心として、これからさくら学院を引っ張っていくような存在になっちゃうのかなぁーと将来を妄想したり。しかしそれくらいの期待をしてしまう気迫が、科学部の莉音からは伝わってきました。)

しかしロヂカ?の公演中、旗振りもないし振りコピもなく、会場が完全に静まりかえってましたが、大正解だと思います。
実際BABYMETALというモンスター部活動ユニットの次なる一手として、ロヂカ?の担うプレッシャーは想像以上に大きいのではないかなぁと思っていて、どういったライブの雰囲気を作り上げていくか、という点に注目していたのですが。
ああいうダウナーな雰囲気、すごく良いと思いました。*2
しかしまだまだ作り込んでいくところだとは思いますので、これからの動向を見守っていきたいところ。

11月には1stSingleが発売し、リリースイベントの告知もなされたロヂカ?ですが、ここまで大きな箱で、ガッツリ照明と映像を使った演出の元で観れるロヂカ?は貴重だったと思いますので、この学院祭で観ることができて本当に良かったなぁと。

その他


・最終公演でねねどんが呼ばれて舞台袖に消えていった場面や、科学部後のダンス部で日向が眼鏡掛けっぱなしで登場した?などなど、いくつか大きなハプニングがあったようですけれど、そういった事態も無事に乗り越えてまた1つ成長していくんでしょうね。
・どの公演も、セットリストが完璧。特にテニス部と科学部という新部活をすべての公演に混ぜてきたところは、観客のことを理解しているなぁと感心。(その分、二日目のまり菜さんの負担が大きくなってしまいましたが…)
・28日の昼公演に卒業生の彩未さん愛莉ちゃん、夜公演にみよっちゃんこと三吉彩花さんが観に来ていたようです。
・28日昼公演のサクラデミー女優賞*3は、すー、らう、ねね、莉音という”俺得”なメンツだったようで……それを観れなかったのが唯一残念に思ってたり…(笑)

総評


改めて思ったのは、やはりさくら学院の運営は非常に優秀だなぁと。
振り付け、衣装、楽曲、そして照明や映像といった道具を最大限に活かして、さくら学院のメンバーの魅力を存分に引き出すことに成功している。
歌にせよダンスにせよ芝居にせよ、”見せ方”が巧すぎる
こういう点も含めてアイドル界屈指の"パフォーマンス力"だと思っています。

そんな優秀なスタッフに囲まれ、実に恵まれた環境の元、さくら学院のメンバーは本当に伸び伸びと”成長”することができている。
音楽業界の不振が叫ばれる昨今で、ビジネスとしてがむしゃらに売り出すこともせず、純粋にエンターテイメントとして勝負することができているさくら学院は本当に幸福だと思いますし、それを享受できる我々も実に幸せなんだろうなぁーと。

学院祭も終わってしまい、次なるさくら学院のイベントは来年までお預けとなるのでしょうが…
どんどん卒業式というタイムリミットが近づいてきてしまいます。
すーちゃんも日誌で言っていた通り、これからのさくら学院のイベントを一つ一つ大切にしていきたいところです。


関連リンク
さくら学院祭☆2012 27日
さくら学院祭☆2012 メンバー評

ameba|10/26 大賀咲希「寝て起きたら!!」
    10/27 中元すず香「さくら学院祭2012!!スタート」
    10/29 さくら学院「楽しい学院祭でした」
ナタリー|「さくら学院祭」で“科学究明機構ロヂカ?”初お披露目
Billboard Japan|BABYMETALに続け! さくら学院の新部活はエレクトロな科学部

*1:セトリは前日と同じくBOG編集局さん(@BIGONEGIRLS)のツイートを参考にしました。
28日の昼は不参加でしたのでセトリは載せません。。。

*2:相対性理論みたいな。

*3:夜公演のサクラデミーはいまいち記憶が曖昧なので、記述を控えさせていただきます……。

cackle7pm