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2012年のアイドルシーンを振り返る

この記事、実は去年の8月くらいに書き置いてあって、年末あたりに更新しようと思ってたのですがタイミングを逸してしまい。。。
読み返してみると、そこまで大逸れたことは言ってないかなぁと思うし勿体ないので、ここらでまとめ直して上げようかと。


さて、去年のアイドル全般の重大事件を列挙しますと。(もっとあると思うけど)

  • タワレコ「T-Palette」とavexによる戦力統一
  • A KBマエアツ卒業、混乱期?
  • ももクロの勢力急成長
  • ハローの対バン積極化と娘。の910期中心化
  • 後期に入って、YGAトマパイ恵比寿マスカッツ等の解散が続々と決定


で、ここから見えた去年の状況は。

  • アイドルグループ飽和状態
  • アイドルファン総DD化
  • パフォーマンス偏重時代
  • ロコドル躍進

こんなところでしょうか。
アイドルグループの飽和状態は周知の事実すぎて言うまでもないと思いますので、それ以下を一つずつ簡潔に書いてみます。


アイドルファン総DD化


アイドルファン総DD化とは、
・ファンもDD化しているが、アイドル側もDDを促進させている。(むしろ推奨しているようにすら思える。)
「敷居の低さ」がキーワードか。
・この要因として、対バン形式のイベントやフェスの増加が挙げられる。

※追記 この「アイドルファン総DD化」という言葉は、「小娘のつれづれ」さんのこちらの記事から拝借いたしました。ぜひ一読ください。*1

TIFは2010年からありましたが、タワレコ主催のPop'nアイドル、HMV主催のアイドル乱舞、あるいはアイドル横丁祭など、すべてほぼ2012年から始まったイベントです。(Pop'nは11年12月でした)
飽和状態にある群雄割拠・玉石混淆なアイドルたちを効率的に発信していくために、タワレコ及びavexによるアイドル業界再編ともいえる動きが目立ったとともに、こうした対バン形式フェスも一気に急増したように思えます。
この「敷居の低さ」に注目してか、CDにライブのチケットを付けて売り出す商法(ぱすぽ☆(旧)の野音や、きっかフェスなど)が定着したように思えますし、大御所モーニング娘。も敷居を一気に下げてのインストアイベントが多かった。また、9nineの一部無料FCなども「敷居の低さ」に注目してのことでしょう。


この傾向についてですが、まだまだアイドルファンには”単推し”が(特に大御所アイドルを中心に)多く残っており、これらの人々がDD化していく傾向は、少なくともあと一年くらいは続くだろうなと思います。

ポイントとしては、
・総DD化の時代にあっては、「敷居の低さ」が重要か。
・相対的な差別化が、以前にも増して鍵に。
DDの浮動票をいかに獲得するかが、中堅アイドルの肝か。(去年8月時点)

去年8月の時点では、DDの浮動票をいかに獲得するか、が重要だったと思うのですけれど、現在DDと呼ばれる人々は一通りのメジャーアイドルを確認していると思われ (まさに僕のように)、2013年は現在既にDDである人の浮動票を獲得することは正直いって難しくなっていくだろう、と思われます。
まだ単推しの方々が残ってるのは間違いないのですが、既に一定数のパイの分配は終了しつつあるように思えます。
しかし、とりあえず本エントリではこの続きは割愛。また後ほど詳述したいと思います。


パフォーマンス偏重時代


この対バン形式のイベントやフェスが増えることによって、2012年はDD化とともに、「パフォーマンス偏重時代」を迎えていたと思います。
まずこの傾向のポイントとして、次の二つが挙げられます。

1)対バン、フェスの増加
2)avex産アイドルの増加

以下、この二点について。


1)対バン、フェスの増加


この原因として、タワレコやHMV、avexのアイドル業界再編ともいえる動きがあり、前述したようにアイドル運営側がDDの重要性に気づき、DDをいかに取り込むかに戦略変更したことによって(また資金的な意味もあって)、対バンイベントが増加したことが挙げられます。
さて、対バンが増えると一体どうなるのか。
そこにやってきた単推しだろうがDDだろうが、アイドルファン達の評価軸というのはそのパフォーマンス力や、楽曲、ステージングのコンセプト等に大きく依存するわけです。
要するに、多くのアイドルが出演する中で、いかに相対的に印象に残るような差異を生み出すかがキーとなり、そういった対バンを多く戦うアイドル達は、極めて必然的に、パフォーマンス(つまり歌唱やダンス)や楽曲に注力していくことになるのです。
この代表例としては、2012年からパフォーマンスに大きく軸を移したぱすぽ☆(現PASSPO☆)でしょうか。
あるいは「乗っ取り乗り込みアイドル」ベイビーレイズは、まさにこの潮流を象徴した存在でしょうね。

(詳しくはないのですが、A KB系から良い曲が生まれなくなった?のは、こうした対バンに乗り込む必要がない=相対的な差異を必要としないから?)



2)avex産アイドルの増加


さて、ぱすぽ☆のように、途中からパフォーマンスに力を注ぎ始めるグループがあるのなら、いっそのこと時代の流れに即して最初からパフォーマンスに特化したグループを作ってしまった方が手っ取り早いわけです。
とはいえ、それはなかなか簡単にできることではないのですが、それを可能にしてしまうレーベルがあるわけです。
avexです。
avexはご存知の通り、2010年女子流からアイドル業界に参入し(とはいえその一年前からDream5を持っていた)、翌年のスパガ、そして2011年にはFairies、そして今まで持っていたHapinessやDreamなどを合体させてE-Girl’sを結成。今年に入ってスパガの妹分チキパ、仙台を拠点とするドロシーと契約、更にその本体であるB♭からParty Rocketsを結成。そして個人的に衝撃的だったPrizmmy☆。
以上挙げたavex産のアイドルの特徴といえば、まさに「パフォーマンス偏重」。
対バンイベントが多かった2012年、圧倒的な存在感を示していました。
何故こんなに次々とハイパフォーマンス集団のアイドルグループを量産できるのかといえば、スクールを所有していることが大きい。そもそもavexがアイドル業界へ参入してきた目的として、スクールの促進が非常に大きいとは思うのですが。(Fairiesはまさにこれが目的のように思えます。)



で、ロコドル躍進についてはまた別の「2013年アイドルシーン展望」としてまとめ直そうと思います。(尻切れとんぼですみません。)
解散が後半相次いだことについては、、、敢えて触れない方針で。

*1:事後報告になってしまい申し訳ないです…。というのも、記事の冒頭に記した通り、元の記事を書いたのがなにせ去年の8月頃でして、そのことをすっかり忘れてしまっていたからです。。。

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cackle7pm