タイムリミットは夜の7時

 -Are You Ready For The Night?

Legend "Z" @Zepp Tokyo

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2/1 『I,D,Z 〜Legend"Z"』 @Zepp Tokyo

《セットリスト》
1 イジメ、ダメ、ゼッタイ
2 いいね!
3 君とアニメが見たい? Answer for Animation With You
4 おねだり大作戦
5 紅の騎士
6 ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト
7 catch me if you can
8 ド・キ・ド・キ☆モーニング

〜ENCORE〜 (楽器の神々登場、生バンド)
9 ヘドバンギャー!!
10 BABYMETAL DEATH
11 イジメ、ダメ、ゼッタイ

去年の10月から始まった、IDZの物語の最終章である本公演。
開演前から(これがもしやベビメタの最後の公演になるのでは?)というような緊張感が会場にほのかに漂ってて、期待と(解散する)不安が入り交じったような空気の中スタート。

全体の様子等は、こちらを参照されたし…↓
mFound|ZEPP TOKYOワンマンで2500人が終焉と再生のストーリーに熱狂!



僕は2000番台でしたが、前方から敷居の二段目上手あたりのポジション。
ですが流石ベビメタ、開演と同時に中央へ向かっていく周囲の推進力に流されて、いつのまにか中央まで移動してました。
"D"では前方のモッシュを回避するべく、前と後ろで棲み分けがはっきり分かれてしまったために前方に広大なスペースが生まれてしまってましたが、Z公演ではそんなことも起こらず、適度な圧縮感・モッシュだったと思います。(前方の盛り上がりは凄まじかったのですが、しかし後方はかなり大人しかったと聞きました)


セトリから言いますと、非常に”I”と似てたなぁと。
IDZとヘドバンを入れ替えて、「Catch me If you can」を足したのが本公演のセットリストです。
”I”は非常に完成度の高い、あの段階ではこれ以上のものは考えられないくらい素晴らしい公演だったと記憶してるのですが、曲数がほぼ変わってない今回も、完成度の高さを目指すと必然的に”I”と似たセトリになっちゃうのは仕方ないのかなぁーと。
それに関連して、ZEPP TOKYOという今までで最大の箱(かつオルスタの会場としてはトップクラス)ですので、やはり新規さんが多い。そのため、初めて来た人のためのプログラム、という印象を受けました。恒例の物語も、(一回目の)アンコールまではほぼI、Dの復習でしたし。

というわけでほんと正直に言えば、個人的には"I">>"D">"Z"という印象。。
まぁ曲数も変わってないのに、あそこまで演出とパフォーマンスだけで楽しませてしまうことは流石だと思います。
個人的には解散を匂わせる演出が少し仰々しすぎたことと、「終わる」「破滅」等の言葉のネガティブな選び方が気にかかってしまって素直に演出に引き込まれなかったことが原因だと思うのですけど。。(それもメタルな世界観の影響なんでしょうけど…)曲数が少ない故の過剰なドラマ性だと思うのですが、ベビメタは物語抜きでも会場を圧倒できる実力があると思ってるので、ちょっとやり過ぎかなぁーと思ってしまいました。
しかしながら、SU-METALの歌唱からは覚悟を感じられるような強い意志、"いま"しか出せないようなエネルギーをひしひしと感じることができましたし、MOA・YUIちゃんも会場のモッシュに臆することもなくなって、自信の漲ったパフォーマンスを魅せてくれました。
個人的には物足りなく感じた部分もありましたが、それでもメンバーのパフォーマンスは流石でしたし、BABYMETALの楽しさは他では代替の効かないような独自性があります。


catch me if you can


この曲けっこう好きなんですけれど、コールの入るべき部分、「まーだだよ!」じゃなくてデスボイス部分の「もーいーかい?」ですよね…?
鬼=会場 3人=逃げて回る みたいな構図だと思ってました。


ベビメタ継続


(解散するのかもしれない)という一抹の不安?はあったものの、実際僕の中では8割方(継続するんだろうなぁ…)と思っていたので、予想通りではある展開です。
純粋に、Zepp Tokyoを軽々埋められるユニットを作ることがどんなに難しいか。これだけ人気を獲得してしまったベビメタを(本格始動してから)たった一年で解散させてしまうのはどう考えても勿体ないですし、まだまだBABYMETALには成長できる余地があります。(特に海外公演。あれだけ海外で注目されていることを取り上げ、多くのファンを海外に作ったにもかかわらず、シンガポール止まりで解散させてしまうのは、海外にいる(はずの)ファンに申し訳ないでしょうし。。)

というわけで、BABYMETALが継続することは致し方ないとしても、話題にしたいことが三つあります。
一つは、、、6/30のNHKホール公演。
着席、ですよね…。確かにじっくり観れますけど、BABYMETALの性質上オルスタじゃないと意味がないように思うので、いくら箱を大きくするといってもこれは不満…。単純に動員増やすのなら、ZEPPで2DAYSとかでも良かったと思うんですけど。。。

二つ目、YUI・MOAの負担が大きいこと、です。
来年度YUI・MOAはさくら学院の中等部二年生になります。そして恐らく、今年中にはYUI・MOAのための新しい部活動が結成されるはず。
更に、2014年度には2人が中三となって、さくら学院を支えていく中心的メンバーになるわけです。というわけで、恐らくベビメタが継続するとしても、今年いっぱいが限度だろうなぁと思います。そもそもある種の2人の武器であった”小さいこと”も今後失われていくでしょうし。
BABYMETALが活動するにあたって、さくら学院やその他の部活動の活動が制約を受けてしまったら悲しいですね。来年度は科学部が躍動すべきだと思ってるので。。。

ここまでちょっと批判的でしたが、三つ目、アルバム制作はマダーって話。
今回の"Z"公演で、実は一番楽しみにしていた/予想していたのはアルバムの発表、だったので。。(実際、もう曲数的には十分作れると思いますし)
まぁさくら学院本隊の新曲、アルバム、公演もあるわけで、そちらに注力するということなのでしょう。
というわけで仮にアルバムが発表されるとしたら、まさに6/30付近ではないかと考えられます。I、D、Zの映像はまだ発表されてないわけで、アルバムの特典になる可能性高そうです。これは楽しみ。

というわけですが、まぁベビメタはひとまず置いておいて、、、個人的には卒業式までさくら学院本隊に専念したいところですし、ベビメタ運営もそういう意図なのでしょう。
次はいつになるのかわかりませんが……次回も仲良くモッシュッシュ〜!


《参考》
mFound|ZEPP TOKYOワンマンで2500人が終焉と再生のストーリーに熱狂!
学院日誌|2/4 BABYMETAL「新生BABYMETAL DEATH!
     2/7 菊地最愛「お祝い会!

cackle7pm